Spec
- Rhythm Pickups 496R ceramic magnet HB
- Treble Pickups 500T ceramic magnet HB
- Controls Two volume,one tone , 3-way switch
- Hardware Chrome
- Scale/Nut width 24.75″/1.6875″
- Fingerboard/Inlay Rosewood,22 Frets/Dot
- Bridge/Tailpiece Tune-o-matic/Stop Bar
- Materials Mahogany neck,body
- Finish Translucent Purple
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ステージでのメイン・ギター。
Flying V は、NASAの設立と同年の1958年、当時の『宇宙ブーム』に乗じて、『ロケットの形をしたギター』というコンセプトでデザイン・発売された。
発売当初は、そのデザインがそれまでのギターと比べてあまりにも奇抜だった為、世間には受け入れられず、発売翌年に生産が中止された。
その後、60年代に入って、アルバート・キング、ジミ・ヘンドリクス、70年代以降にはスティーヴィー・レイ・ヴォーン、マイケル・シェンカーなどにより使用され、徐々に人気を博し、80年代にギブソンでの生産が再開された。
フライングVというと、ハードロック系のギタリストが使用しているというイメージも少なからずあると思うが、実はブルース系のギタリストにも人気がある。その理由はアルバート・キングの使用によるところが大きい。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンなどは「アルバート・キングがフライングVで良い音を出していたから買った」と公言していた。
また、ジミ・ヘンドリクスのローディーの話では、「ジミは、ブルースを弾く時はいつもフライング・アロー(=Vの別名)を使っていた」との事だ。
本機は1998 limited edition。ヘッド裏にハート、ボディの両サイドにドラゴンのステッカー、また、2つのピックアップの間には、本物のトランプ(スペード)が貼ってある。